さよなら日記

26歳になってしまった人のあれこれ

うさぎドロップを今更読んで頭撃ち抜かれた気持ちになった(ネタバレ)

2011年の作品を今更ながら読了した。

ラストだけは知っていて当時は少し衝撃的な展開だったとか、なんとなくヘイトな意見を聞いたような気がしていた記憶がある。

某漫画アプリで配信してたので4話くらい見て、最初の印象としては何も子育てを知らない独身男性が世の中の育児って大変なんだなっていうのを伝える物語なのかと思っていた自分馬鹿じゃないの?って感じで。もちろんそこにもテーマはあると思うんだけど、ある意味衝撃。

大体漫画アプリで気になった作品は速攻漫喫に行って読みにいってしまうんだけど、3時間でいくらっていう料金設定なのでなんとしても3時間で読み切ろうと急ぎ目で読んでしまう。すると衝撃を覚えた部分だけ残って話の流れを詳細に思い出せないし、なんならキャラの名前すら読んだ直後なのに思い出せない。自分の記憶力の欠如にも衝撃を覚えるんですけど、、、

 

最初は幼少期のりんがどんどんダイキチに心を開いていくところに始まり、どんどん大きくなって小学生になっちゃって展開の速さとりんの成長を垣間見てなんか泣きそうになる。ダイキチの葛藤(子供を育てることで自分の時間が奪われるのかな?とか今まで散々自分は好き勝手1人という主軸で生きてきたんだなっていうのを同世代のパパママを見て感じる場面とか)も見ていると最近の自分の思いとかなりリンクして考えさせられたり。

5巻のラストで二谷母で泣いてしまった。大人たちの心情にもしっかりフォーカスされているら、あくまで親としてだけの目線じゃなく男女としての視点もしっかり描かれているのがさ…辛かったな…

しかも二谷母とダイキチは最後まで辛い展開だった。私にとってはだけど。2人にとっては最善の選択をしたまでだと思うしふたりにとっての幸せを選んだまでなんだろうけど…この時も子供のことをお互いが考えてさ…もし2人が結ばれてたら…とかすごい思ってしまった。

 

まあ一番衝撃だったのは、りんってお父さんはおじいちゃんじゃなかったの…っていう。あの辺から頭真っ白で何回か打たれた。頭。

私が思っていたラストって結局3等親だけどそれを乗り越えてみようとして終わるものだと思っていたから…そこで大きな疑問だったのが、どこでダイキチはそれに気づいたんだろうっていう。悲しいことにどの描写だったか思い出せないんです。いや、母子手帳の中に仕込まれてた遺書的なものだった気がするんだけど、気づいたような描写あった…?私が捉えきれなかっただけか…?

だからそうなるとダイキチは他人の子供を引き取って保護者として育てたってことでしょ…そんなの慈悲深すぎん…?なんかもう…頭破壊されたわ…自分はそこまで誰かのために生きられる?ってすごく考えさせられてしまった。子供ができれば自動的にそうなるんだろうか果たして。仕事を変えて生活リズムを変えてまで。

最近結婚や子供についてすごく考えるので、この時期にこの作品に出会えてよかったですありがとうございました。

 

1200文字で締めたかったけどダメだったー。

あとあれね、りんの生みの母の子守唄はもうまじで泣くしかないやろ案件

 

半年以上ぶりにブログ開けちゃうほど心が揺さぶられた1日でした